ふくやま美術館
ふくやま美術館は広島県福山市丸之内一丁目の福山城公園にある美術館。地域の芸術文化振興を目的として、1988年11月に開館した。
福山城内に連続するように立地しているが、これは館が城の外堀を埋め立てた場所に建てられ庭園が外堀跡および市史跡である小丸山の一部を破壊して造られているためである。
このため福山城天守を借景とした独特の眺望を醸成し1996年度に「都市景観100選」に選ばれている。
展示品は、福山市や瀬戸内の関連作家である野田弘志、吉田卓、児玉希望、池田遥邨、平櫛田中、池田遙邨の作品や、日本の近・現代美術の作品岸田劉生、北大路魯山人、須田国太郎、山口長男、村井正誠、東郷青児などの作品を展示している。
また、20世紀ヨーロッパ美術はイタリアを中心として、ミンモ・パラディーノ、エンツォ・クッキ、ジャコモ・バッラ、 ジョルジョ・デ・キリコなどの作品を展示している。
これら福山市広域圏・瀬戸内圏ゆかり作家、日本の近・現代美術、ヨーロッパ近現代の美術品および美術関連資料の収集・保管・展示・調査研究・普及活動を行っている。
ふくやま美術館 展示品
福山市広域圏関連作家の作品
- 塩出英雄 《茶庭》
- 吉田卓 《羽扇を持てる裸婦》
- 野田弘志 《化石のある静物》
- 小林徳三郎 《残照(江の浦)》
- 高橋秀 《色彩の表現》
- 圓鍔勝三 《漁婦》
- 金島桂華 《魚心暖冬》
- 大村廣陽 《南国の水辺》
- 福田恵一 《安養》
瀬戸内圏関連作家の作品
日本の近・現代美術の作品
イタリアを中心とする20世紀ヨーロッパ美術の作品
- ジャコモ・バッラ 《輪を持つ女の子》
- ジョルジョ・デ・キリコ 《広場での二人の哲学者の遭遇》
- ソーニャ・ドローネー 《色彩のリズム》
- ウンベルト・ボッチォーニ 《カフェの男の習作》
- メダルド・ロッソ 《門番の女性》
- ミンモ・パラディーノ 《行く者、とどまる者》
- ジェラール・ティテュス=カルメル 《チャンカイシリーズ 絵画12》
- エンツォ・クッキ 《風景から大いなる絵を引き剥がさねばならぬ》
- ジョヴァンニ・セガンティーニ 《婦人像》
- ニコラ・デ・マリア 《顔よ微笑みたまえ》
- エンリコ・カステッラーニ 《白い表面》
- アルナルド・ポモドーロ 《球体》
- ジュゼッペ・カポグロッシ 《表面》
- ルチオ・フォンタナ 《空間概念-銀のヴェネツィア》
- クルト・シュヴィッタース 《抽象19(ヴェールを脱ぐ)》
- エミリオ・グレコ 《水浴の女》
展示画家(ふくやま美術館)