ジョルジョ・デ・キリコ

ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico, 1888年7月10日 - 1978年11月20日)は、イタリアの画家、彫刻家。形而上絵画派を興し、後のシュルレアリスムに大きな影響を与えた。

生涯

作品の評価

1912年にパリの無審査展覧会で作品を発表し始めたが、アーチの並ぶ古典的な建築、古代ギリシャ風の彫刻、煙を吐いて走る機関車などを配した風景画は当時の流行とは全く異質で、すぐには理解されなかった。しかし詩人で美術評論家のギヨーム・アポリネールに見いだされ、のちのダダイズム、シュルレアリスムに大きな影響を与えた。カルロ・カッラやジョルジョ・モランディのような追随者も生んだ。その後古典的な作風に転じたが、晩年には幻想的な作風に回帰した。

キリコは意図的に作品に間違った制作年のサインを行ったと言われているが、その意図は不明である。

非常な毒舌家であり、著書では同時代の画家たちを辛辣に批評している。

日本への影響

日本ではシュルレアリスム系の画家として、キリコとダリの人気はとくに高い。影響例として、吉原治良の作品と難波田龍起の初期の作品を挙げることができる。

フランス経由で紹介されたため、名前のジョルジョをジョルジュとフランス語表記で紹介している例もある。

アニメーション作品『装甲騎兵ボトムズ』の主人公の名前の由来である[要出典]。またコンピューターゲームソフト『ICO』のパッケージは、キリコの初期作品へのオマージュといえる[要出典]。

代表作

ジョルジョ・デ・キリコの作品所蔵美術館



美術館 collection作家イタリアの画家>ジョルジョ・デ・キリコ


▲ページトップへ

© 美術館 collection

携帯アクセス解析