大川美術館は、群馬県桐生市水道山の中腹にある美術館である。同市出身の実業家である大川栄二が40年間かけて集めたコレクションが展示されている。1988年に開館。
建物は、元第一勧業銀行社員寮を松本莞(松本竣介子息)の設計により増築・改装したもので、山の中腹に斜面に沿って建つスキップフロア方式。
日本の近代洋画を中心に6,500点を超えるコレクションを有している。
松本竣介(1912~48年)と野田英夫(1908~39年)のコレクションに関しては日本最大で、松本竣介を中心とした「人脈」に注目し、師弟・同グループ・友人・影響関係などのつながりのある作家の作品を収集するユニークなコレクションを形成している。代表的な収蔵作品に、松本竣介《街》(1938年)、《運河風景》(1943年)、野田英夫《都会》(1937年)などがある。
その他に、ピカソ、ミロ、ルオー、ベン・シャーンらの西洋美術、藤島武二のエスキース、難波田龍起・史男・紀夫、清水登之らのまとまったコレクションを所蔵、展示しており、地方都市の私立美術館としては比類ない充実度を誇る美術館である。
TEL:027-746-3300
FAX:027-746-3350
毎週月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)
年末年始
一般 1,000円
大・高生 600円
中小学生 300円
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