根津美術館 (Nezu Institute of Fine Arts) は、東京都港区南青山にある私立美術館である。
東武鉄道の社長などを務めた、実業家で茶人の初代・根津嘉一郎の収集品を展示するためにつくられた美術館で、藤井斉成会有鄰館、大倉集古館、白鶴美術館、大原美術館などとともに、第二次世界大戦以前からの歴史をもつ、数少ない美術館のひとつである。
美術館の敷地は根津嘉一郎の私邸跡で、現在も広大な日本庭園があり、庭内には茶室が点在している。庭園は千利休の茶庭の極意に倣って造ったものである。
収集品は主に7000点もの東洋古美術である。根津コレクションの特色はその質の高さとともに幅の広さにある。
戦前の実業家の美術コレクションは茶道具主体のものが多いが、根津コレクションは、茶道具もさることながら、仏教絵画、写経、水墨画、近世絵画、中国絵画、漆工、陶磁、刀剣、中国古代青銅器など、東洋美術のあらゆる分野の一級品が揃っている。
なお、尾形光琳の「燕子花図屏風」は毎年4月下旬~5月上旬に公開される。
現在、美術館は2006年5月8日から改築工事のために閉館している。2009年10月にリニューアルオープンする予定である。
TEL:03-3400-2536
FAX:03-3400-2436
月曜(祝日の場合は翌日)
展示替期間
※根津美術館は現在、改築のため休館。次回展示は平成21年10月を予定
一般 1,000円
学生 700円
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