中村キース・へリング美術館は山梨県北杜市、八ヶ岳南面の裾野、小淵沢の森の中にあるキース・ヘリングの作品を展示している美術館。
「キース・へリングの世界~混沌から希望へ~」をテーマにキース・ヘリングのみをコレクションとする世界で唯一つの美術館。中村和男という個人によって開設された。
建物は日本建築大賞など多くの賞を受賞している。建築設計は北川原温。
キース・へリング(Keith Haring、1958年 - 1990年)はアメリカの画家である。ストリートアートの先駆者とも呼べる画家で、1980年代アメリカの代表的芸術家として知られる。
シンプルな線と色とで構成された彼の絵は日本でも人気があり、キースの作品をプリントしたTシャツがユニクロなどから販売されるなど広く知られている。
1980年にニューヨークの地下鉄構内で使用されていない広告掲示板に黒い紙を張り、その上にチョークで絵を描くというサブウェイ・ドローイングと呼ばれる活動を始めた。
そのシンプルな線でリズミカルに書かれた絵はニューヨークの通勤客の間で評判となり、キースの名が知られるようになった。ニューヨークの画商トニー・シャフラジの支持もあって、数回の個展を開催して知名度を上げる。
その後、ニューヨークのマンハッタン、シドニー、メルボルン、リオデジャネイロ、アムステルダム、パリなどで壁画を製作するなど公共空間での活動を多く行なった。ベルリンでは、ベルリンの壁の有名なチャーリー検問所の壁に絵を書いている。
TEL:0551-36-8712
火曜日(祝日の場合は翌日)
一般 1,000円
大学生・シニア 800円
小中高生 600円
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