北海道立三岸好太郎美術館は、北海道札幌市にある美術館である。1967年に開館。
札幌出身の画家である三岸好太郎の功績をたたえ、彼の作品・関係資料の収集・展示を行なっている美術館である。作品が遺族から北海道へ寄贈されたことを機に発足した。収蔵品は油彩83点、水彩素描157点、版画10点。
講演会や三岸好太郎の〈オーケストラ〉にちなんだコンサートを開催している。
三岸 好太郎 (みぎし こうたろう、1903年4月18日 - 1934年7月1日)は、洋画家。北海道札幌市出身。戦前のモダニズムを代表する画家の1人。画家の三岸節子(旧姓・吉田)は妻。作家の子母沢寛は異父兄にあたる。
アンリ・ルソー風の素朴な画風から出発し、岸田劉生の東洋趣味への傾倒を経て、エキゾティックでロマンティシズム溢れる画風に転じた。後にジョルジュ・ルオー風のフォーヴィズムの影響が顕著になって来る。
抽象形態を構成した「コンポジション」や、線条様式の「オーケストラ」などの試作により、純粋主義・機械主義を賛美した彼は、その後シュルレアリスムに移行し、1934年連作「蝶と貝殻」シリーズを発表する。旅行先の名古屋で突然倒れ、31歳の生涯を終えた。
TEL:011-644-8901
FAX:011-644-8902
月曜日(祝日の場合は開館)
年末年始
一般 500円(410円)
高校・大学生 250円(170円)
※( )内は10名以上の団体料金
※中学生以下は無料
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