豊島区立熊谷守一美術館は東京都豊島区にある熊谷守一の作品を展示した美術館。熊谷守一の旧居を立て替えて設立。
1985年に《熊谷守一美術館》として次女の熊谷榧が父親の旧居に設立。豊島区に守一の全作品を寄贈し、2007年11月6日より豊島区立熊谷守一美術館となる。
熊谷守一(くまがい もりかず、1880年 - 1977年)は岐阜県中津川市付知町(旧:恵那郡付知)出身の画家。孤高の画家であり「画壇の仙人」と称される程であったが、二科展との繋がりはあった。
写実画から出発し、表現主義的な画風を挟み、やがて洋画の世界で『熊谷様式』ともいわれる独特な様式-極端なまでに単純化された形、それらを囲む輪郭線、平面的な画面の構成をもった抽象度の高い具象画スタイル-を確立した。
自然や裸婦、身近な小動物や花など生命のあるものを描いた画家で、洋画だけでなく日本画も好んで描き、書・墨絵も多数残した。
墨の濃淡を楽しみながら自由に描かれた墨絵、生命あるものを絵でなく「書」で表現したとも評された書、また、頼まれれば皿に絵付けなどもした。摺師との仕事を楽しんで制作した木版画も残されている。
TEL:03-3957-3779
FAX:03-3959-9034
毎週月曜日
年末年始(12月25日から1月7日まで)
一般 500円
中・高・大学生 300円
小学生 100円