清里現代美術館は山梨県の清里にある美術館。1990年の開館。日本国内では他に例を見ないといっても過言ではない、現代美術に関する素晴らしいコレクションの数々を展示している。
戦後最大の芸術家と称されるヨーゼフ・ボイスの作品・資料は国内一です。他にもアーノルフ・ライナー、そして1960年代に世界規模で展開された芸術運動"フルクサス"関連の作品などを中心に、20世紀最高の前衛作曲家であるジョン・ケージの作品や資料までを展示し、目と耳で鑑賞を楽しむことができる。
また、こちらには現在では入手困難なものも含めて多くの書籍がコレクションされているのだが、破損しやすいなど特別な事情がない限り、どれも直接手にとって読むことが可能。
また、本館は入館時に履き物を脱いでスリッパに履き替えていただくため、館内のどこでもすぐに座ることができ、ゆっくりくつろいで鑑賞いただけます。
ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys、1921年5月12日-1986年1月23日)は、ドイツの現代美術家・彫刻家・教育者・社会活動家。
初期のフルクサスに関わり、パフォーマンスアートの数々を演じ名を馳せたほか、彫刻、インスタレーション、ドローイングなどの作品も数多く残している。
脂肪や蜜蝋、フェルト、銅、鉄、玄武岩など独特な素材を使った立体作品を制作したが、同時代のミニマルアートとは背景となる思想が異なり、その形態と素材の選択は、彼の『彫刻理論』と素材に対する優れた感覚によっていた。
また『社会彫刻』という概念を編み出し、彫刻や芸術の概念を「教育」や「社会変革」にまで拡張した。『自由国際大学』開設、『緑の党』結党などに関与し、その社会活動や政治活動はドイツ国内で賛否両論の激しい的となっている。
しかしその思想と、『人間は誰でも芸術家であり、自分自身の自由さから、「未来の社会秩序」という「総合芸術作品」内における他者とのさまざまな位置を規定するのを学ぶのである』という言葉は、20世紀後半以降のさまざまな芸術に非常に重要な影響を残している。
TEL:0551-48-3903
FAX:0551-48-3903
3月-12月は無休
1月8日-2月は土日祝日のみ開館
常設展
一般 800円
中小 400円
※団体20名以上(100円引き)
※障害者手帳持参者及び介助者(200円引き)
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