鎌倉国宝館は、鶴岡八幡宮境内の東側にある校倉風の展示館。大正12年の関東大震災により鎌倉の社寺建造物や仏像などが大きな被害を受けたことから、災害から貴重な文化財を保護するため、1928年(昭和3年)に設立された。
鎌倉市域、近隣の社寺に伝来する彫刻・絵画・工芸・書跡・古文書・考古資料などさまざまな文化財のうち、代表的な作品の多くが寄託され、保管・展示をしてあり、その数は約1,000件、4,800点の作品にもなる。
国宝は、絵画では「絹本淡彩 蘭溪道隆像」、「紙本著色 当麻曼荼羅縁起」、工芸では「籬菊螺鈿蒔絵硯箱」、「古神宝類35点」、書跡では「大覚禅師墨蹟 法語規則」がある。その他、国の重要文化財が多数収蔵されている。
昭和49年には財団法人氏家浮世絵コレクションを館内に設立し、肉筆浮世絵百数十点のコレクションも保管・展示している。
現在、本館は国の登録有形文化財に登録されている。敷地内に源実朝の歌碑がある。
TEL:0467-22-0753
FAX:0467-23-5953
月曜日(休日の場合は次の平日)
月に一度の展示替え日、館内整理期間、年末年始等
常設展示・特別陳列
一般 300円
小・中学生 100円
特別展の観覧料はその都度定めます
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