伊藤清永美術館は、兵庫県豊岡市出石町にある美術館。1989年に開館。
豊岡市出石町出身の洋画家の伊藤清永などから作品の寄贈を受け、その保存研究と顕彰を目的として出石町立伊藤美術館として開館した。
常設展では伊藤清永初期の代表作「磯人」、「I夫人像」、後期の代表作の裸婦像等を展示。また黒田清輝から譲り受けたイーゼルや、藤田嗣治のパレット等、記念の品々も観ることができる。
企画展も開催され、磁器の公募展「出石磁器トリエンナーレ」の会場にもなる。
美術館の建築設計は宮脇檀。主要構造はコンクリートでありながら、江戸時代から遺された出石の街並みと調和する数奇屋風の外観にするなど、修景に細心の注意が払われている。天井採光を得るためにガラス瓦を用いた展示室もある。
伊藤 清永(いとう きよなが、1911年 - 2001年)は、昭和期の洋画家である。裸婦像の名手として知られる。
兵庫県出石郡出石町下谷(現在の豊岡市)生まれ。日展および白日会を中心に活躍した。
「磯人」が文部省美術展で選奨(特選)受賞、「I夫人像」が日展で特選受賞、「室内」が日展で特選受賞、「曙光」が日本芸術院恩賜賞および日展内閣総理大臣賞受賞。兵庫県文化賞、文化勲章を受章。
TEL:0796-52-5456
毎週水曜日(水曜が祝祭日の場合は翌日)
12月28日-1月4日
このほか展示替などのため臨時休館する事があります。
常設展
大人 500円 (400円)
大・高生 300円 (200円)
小・中生 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※特別展は別に定めます
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