出光美術館(門司)は福岡県北九州市の門司港レトロ地区にある美術館。2000年に開館。東京にある出光美術館の分館で、出光コレクションを展示している。
建物は大正期に建てられた出光興産の資材備蓄庫を改装・増築したもので、レトロな雰囲気に包まれた個性あふれる美術館となっている。建築設計は松本陽一。
展示は日本の書画、中国・日本の陶磁器が中心で、コレクションからテーマに沿った年数回の展覧会を開催。また、アメリカの抽象画家サム・フランシスの大型作品をコレクションから数点厳選し、ロビーに展示している。
サム・フランシス(Sam Francis, 1923年 - 1994年)は、20世紀のアメリカの、アンフォルメルや抽象表現主義の流れを汲む色彩画家。カリフォルニア州サン・マテオに生まれ。
第二次大戦中、飛行訓練中の事故によって入院していた時に絵を描きはじめた。絵画と美術史を学び、1950年、パリに渡って抽象画家として認められる。
フランシスは1957年、世界旅行中に初めて日本を訪れる。これ以後の彼の作品の、余白を生かした画面構成、「にじみ」の効果を生かした表現方法などには、日本美術の影響が見られる。
TEL:093-332-0251
月曜日(祝・休日の場合は開館)
年末年始、展示替期間
一般 600円
高大生 400円
中学生以下 無料(保護者の同伴が必要)
※団体20名以上 各100円引
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