平野政吉美術館は秋田県秋田市にある美術館である。千秋公園内に設置され、西洋画、特に藤田嗣治の作品を多く所蔵する。
中でも藤田嗣治作の「秋田の行事」は、美術館の壁一面分もある巨大なキャンバス(高さ3.65m・幅20.5m)に秋田の春夏秋冬の行事を描いた大作であり、平野政吉美術館の見所のひとつとなっている。
平野政吉美術館は、1967年5月に財団法人平野政吉美術館によって公開された。そのうち601点は平野政吉個人による蒐集品から寄贈されたものであり、交友のあった藤田嗣治の作品を多く含んでいた。
現在では藤田嗣治のコレクションとして最も充実している美術館のひとつである。
3F展示室には『聖母子像』(作者不詳)など中世スペインの宗教画をはじめ、ゴヤの『闘牛図』(1914-16)、レンブラント、ゴッホ、セザンヌ、ロートレックなどの油彩、版画、素描やラウル・デュフィの不透明水彩などがあり、西洋絵画を鑑賞することができる。
なお、当美術館は秋田県民の創作発表のギャラリーとして使用されている美術ホールを管轄している秋田県立美術館と併設されており、財団法人平野政吉美術館は、県立美術館の管理運営を秋田県から委託され、平野政吉美術館と一体的に管理している。
TEL:018-833-5809
FAX:018-833-5819
月曜日、年末年始
一般 610円 (490円)
高校生・大学生 200円 (160円)
小学生・中学生 100円 (80円)
( )内は20名以上の団体料金
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