聖徳記念絵画館

聖徳記念絵画館は、東京都新宿区の明治神宮外苑の一角にある美術館。神宮外苑の中心的な建物で、幕末から明治時代までの明治天皇の業績を描いた歴史的・文化的にも貴重な絵画を展示している。

維持管理は明治神宮の予算で賄われており、他からの援助は一切受けていない。常に、警察官により厳重に警備されている。

明治天皇崩御後に建築計画が持ち上がり、1926年に旧青山練兵場の跡地に建設された。そもそも明治神宮外苑の造営の主たる目的でもある建物である。現在でも、建築当初のままのドーム状の荘厳な建物を見ることが出来る。

明治神宮外苑の入り口でもある青山通りからこの建物を見ると、イチョウの並木が絵画館が中心になるように沿って植えられており、遠近法を用いて実際の距離より絵画館が遠方にあるように表現されているのも特徴的で、建物自体も美術的な価値が高いものといえる。

聖徳記念絵画館 ライトアップ

1968年には、明治維新100年目を記念して絵画館学園が同建物内に開校され、絵画や陶芸などを学ぶ施設も備わった。

1990年からは同建物の夜間のライトアップが実施されるようになり、絵画館が神秘的な雰囲気を伴って東京の夜の景色を飾るようになった。日没より夜9時00分まで行っている。

展示は邨田丹陵結城素明山口蓬春など、当代一流の画家らによる明治天皇の業績を描いた絵画。日本画(40点)・洋画(40点)あわせて80点が常設展示されている。

名称
聖徳記念絵画館
(せいとくきねんかいがかん)
所在地
〒160-0013
東京都新宿区霞ヶ丘町1番1号

TEL:03-3401-5179

開館時間
平常 9:00−17:00
年末年始(12月30日~1月2日)10:00-17:00
入館は閉館の30分前まで
休館日

年中無休(都合により休館することがあります)

入場料

大人 500円(400円)
高校・大学 300円(250円)
小・中学 200円(100円)
※20名以上の団体料金

地図・アクセス »

展示画家
中村不折乾南陽五姓田芳柳前田青邨北野恒富吉田苞和田三造和田英作堂本印象大久保作次郎小杉放庵小杉未醒山下新太郎山内多門山口蓬春山本鼎岡田三郎助川崎小虎川村清雄木村武山松岡映丘松林桂月永地秀太湯浅一郎満谷国四郎片多徳郎石井柏亭石川寅治結城素明藤島武二邨田丹陵金山平三鏑木清方長谷川昇鹿子木孟郎


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