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桂 みき女(かつら みきじょ、生没年不詳)は、江戸時代中期の大坂の浮世絵師。
桂宗信の門人。みき女、美喜女、桂みきと号す。大阪の人。南農人町に住んでいた。天明(1781年 - 1789年)から享和(1801年 - 1804年)の頃に活躍した。春画、肉筆浮世絵を能くしたといわれている。
天明6年(1786年)刊行の滑稽本『好言草(つべこべぐさ)』5巻5冊の挿絵や、天明末年刊行の自画作の滑稽本『合雑生粋(あえまぜなます)』5巻1冊が知られている。また、享和頃の肉筆画「美人図」も著名である。
なお、『好言草』には丹波桃渓らとともに挿絵を描いている。