葛堂栄隆

(かつどう えいりゅう)

葛堂 栄隆(かつどう えいりゅう、生没年不詳)は、江戸時代の浮世絵師。

来歴

栄隆は、鳥文斎栄之の門人。姓は中邑氏。名は不詳。葛堂と号す。

寛政期の錦絵3点と、肉筆浮世絵が知られる。錦絵は、「若那初模様 兵庫や月岡」(ベルリン国立図書館所蔵)、「若那初模様 竹屋竹人」(東京国立博物館、ベルリン国立図書館所蔵)、「青楼の正月」大判三枚続(所蔵先不明)が知られる。肉筆浮世絵は、「太夫図」(所蔵先不明)など数点が知られる。

作品

  • 「太夫図」 絹本着色
  • 「朱机に凭る夏姿美人図」 絹本着色 寛政
  • 「美人立姿図」 絹本着色 寺尾隆太郎コレクション(日本画大成 第41巻所載)
  • 「円窓美人図」 絹本着色 井上善吉コレクション(日本画大成 第41巻所載)

葛堂栄隆の作品所蔵美術館